2026-06-08
上神梅の駅でMINOLTA MC ROKKOR-PF 58mm F1.4の開放でホームを撮る。
現在の撮影主要機材はSONYα7Ⅳである。最初に手に入れたのが50年以上前のミノルタSRT-101だった縁でその後継であるSONYαシリーズを使い続けている。
ミラーレスカメラの長所のひとつに鏡を省いた分、撮像素子とマウント面の距離が近く、マウントアダプターを介せば、AF機能は使えない場合が多いものの、新旧さまざまなレンズを装着して使用できる。
今日のレンズもそのひとつ。1960年代のミノルタ製である。すでに日本光学などからも一眼レフ機は販売されていたが、TTL開放測光を採用した代表的なカメラの一つがSRT-101でこのレンズはそのキットレンズにあたる。
建築設計の仕事をしていると参考建築や工事記録など写真撮影の機会が多い。趣味で撮るというより実務で使う写真だから、とにかく写ったものが明瞭に見えることが優先される。そのため絞り込んだ撮り方を心掛けてきた。
ところがフィルムカメラ時代はISO感度が100前後の時代。F値の小さい、すなわち明るいレンズが必要とされた。このレンズも開放F値は1.4。現代であれば非常に高価なレンズの部類に入る。 しかしフィルム時代の一眼レフではごく普通の性能だった。
ただしきれいに写るかどうかは別問題で以前現代のレンズと絞りF8.0で比較したときはあまりそん色を感じなかったので今日は開放の写りを確かめたくなった。https://saab0204.com/?p=17530
結果はなかなか現代の基準では厳しいものとなった。しかしこの写りはフィルム時代の画質に近いものになったようだ。全体にやや甘い描写。α7Ⅳの拡大表示機能とフォーカスピーキングを使って中央の改札柵に合わせたつもりなのだが、現代のレンズのような切れ味は感じられない。この辺が当時のレンズの特徴なのだろう。
しかし、その甘い描写がかえって大正時代の駅舎の空気を引き寄せるようにも感じられた。これも写真のあり方の一つかもしれない。
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