2026-04-09

赤城自然園でカタクリの花が見ごろという情報から、休日の朝、早速訪ねる。カタクリという名前はどちらかといえば片栗粉のほうが身近だったが、数年前に春の可憐な花であることを知った。4月に入ると、この花の開花の知らせを楽しみにするようになったのだ。

ゲートをくぐると間もなく、まだ枯葉が積もる地面のあちこちにカタクリの花が咲いているのを認める。今年はちょうどよい時期にあたったようだ。同時期のアカヤシオや、咲き始めたシラネアオイ、シャクナゲなど、一気に春が来ていた。

これまでは一輪一輪撮影することが多かったが、今年は群生する森の雰囲気そのものを撮りたくなった。だが、小さく、しかも背の低い花である。無理な姿勢で画角を決めようにも、被写界深度の枠になかなか収まりきらず難儀する。

撮影というのは、時に純粋な鑑賞の視点からは外れがちで、花の良さを見落としてしまうこともある。それでも、注視して各ダイヤルを調整していると、新たな発見も多々あるものだ。春の午前の光の中で、深く呼吸をした。