最近古いレコードを聴くようになった。ハードオフなどに行くと110円から30cmLPの中古レコードを売っている。最も傷だらけのものもあれば新品同様のものが混ざっているから選択は自己責任ということになる。

歌謡曲のレコードは傷んでいることが多い。それでもましな方の「八代亜紀」を買ってよく聞いている。クラシックのレコードは専門店ではないからきれいなものが多い。扱われ方の違いにその来歴を想像してみる。

今日、STAXのUA7というトーンアームがついているレコードプレーヤーをヤクオクで落札したのが届く。開梱して組み立ててさっそく標準カートリッジのグレースF8Lで八代亜紀を聞く。

音質が全く変わって戸惑う。これはUA7独特の感度の高さの恩恵と思われる。情報量や音域まで変わる。CDでは考えられないことだ。定期健診で左右の聴力の不均衡を指摘されているが気持ちよく音が耳に入ってくる。
この辺がオーディオ沼にはまる要因なのだろう。

UA7もF8LもスピーカーのJBL-L26も1970年代の製品それぞれ元気。古いレコードはデジタル変換なしで録音されている。それを戻すにはやはりアナログのほうが趣味の世界では有効なのだろう。