2026-07-12
前橋七夕まつり、あいにくの曇天ながら沢山の人出。 商店の力を反映してか、かつてほど大仕掛けの物は見当たらないが、それでも思い思いの七夕飾りが街頭を埋め尽くし、その下を沢山の露店が立ち並ぶ。街路は祭りの喧騒とジャンキーな香りに包まれる。
昨晩は高校生のグループと思われる集団を沢山見かけたが、今日の昼間は小さなお子さん連れが目立つ。食べ歩きの見物客を避けながら一巡するうち、かつてのハレの日の桑町通りを思い出す。かつては休日ともなれば大変な混雑を見せていた、あの賑わいだ。
一方、今秋閉店するスズラン百貨店にとっては、これが最後の七夕祭り。再開発そのものが暗礁に乗り上げ、スズラン側も今後の再出店の見通しを明らかにしていない。このまま中心部から最後の大型店舗が完全に姿を消してしまう現実は、時代の流れを映すものとはいえ、あまりにも寂しさが交錯する。
今や、街にこれほどの人が溢れるのは年に3回ほどの行事の時だけになってしまった。しかし、今日街路を埋め尽くす人々の熱気を肌で感じていると、効率的な郊外型のモールだけでは代替できない、この「中心商店街」という場所が街にやはり必要なのだという理由が、わかるような気がした。
変わりゆく街の景色を惜しみながらも、人々の営みの底力を信じたいと思わせる、今年の七夕祭りであった。
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