2026-06-28

先週、仕事が一区切りつき、今朝は少しのんびりと午前中を過ごす。昼食後、上信電鉄の撮影を思いつき道具をまとめて自動車で向かった。

上信電鉄は本来上州と信州、すなわち群馬と長野を結ぶことを目的に明治期に敷設が始まったが内山峠を越える延伸計画は実現しなかった。現在は新造車や他社からの譲渡車を含め数種の車両と広告塗装により非常にバラエティに富んでいるのが特徴だ。かつては沿線の鉱山、農作物など貨物需要も多かったが現在は貨物輸送からは撤退した。

自動車移動は日常の時間とつながっているので旅をしているという気分には浸れないが効率的であることは確かである。西毛地区は同じ群馬でもあまり出かけることもないので撮影スポットを探すのに機動力がいる。機材も同様である。今日は代表的な三本のズームレンズを携えて出かけた。上信電鉄は富岡を過ぎると西毛の山地に入っていく。このへんが上毛電鉄とは異なるところだ。

上州一ノ宮の駅にタブレットが掛けてあるのを思い出し、まずこちらに立ち寄る。こどものころホームでのタブレット交換が不思議な光景に思えていたが自動閉塞やCTCの時代、若い人たちに通じない話ではある。ちょうど入線してきた電車を見送り「南蛇井駅」を目指す。単線の路線だからこの駅は電車の交換駅になる。
広告カラーの電車の交換風景を撮り、次は「千平駅」付近に移動、小さな社の前で電車を待つ。由来書きには鉄道敷設に伴い移動したとある。淡い紫のむくげが見事に咲いていた。古い社と夏の花の取り合わせが、この土地の静かな時間を感じさせる。
終着駅下仁田駅に着くと駅周辺の工事中。古い駅舎は何とか残して欲しいものだがどうなることやら。出発する電車を見送り案養山清泉寺山門前の踏切で下り電車を待つ。今度は目論見通りの流し撮りが成功。雨の中での撮影、今日は自動車で助かったが、やはりのんびり電車で出かけたいという思いが強くなった。