長野県のことを「信州」と地元の人が呼ぶことが多い。「信濃の国」という県の歌は、県民であれば誰でも歌えるらしく、公式行事でもよく斉唱されるという。
群馬県と比べると非常に面積の大きい県であり、しかも山地に阻まれ、移動にも難儀してきた歴史がある。
長野市、松本市、上田市など、それぞれ違った表情を見せる。
父方の祖父は松本市寿の出身。仕事の関係で高崎市、前橋市に居を構えた。そのような事情もあって、松本には勝手ながら親近感を持っている。


夕食時に差しかかったので「おきな堂」で洋食でもと思い寄ってみたが、開店前から長蛇の列。観光客と思われるが、さすが観光地である。

あれこれ店を探すが、朝から蕎麦やおにぎりだったので、パブ風の店に入った。
ところが店内はほとんどが白人系の外国人。雰囲気には合うのだが、何か自分が外国に来たような錯覚を覚える。インバウンド恐るべし。

早々に退散し、「MAIN BAR COAT」に向かう。こちらはかつてふらりと立ち寄った店である。

本格的なオーセンティックバーで、シャインマスカットのサワーカクテルはウォッカとよく合い、美味であった。
締めにグレンリベットの旧ボトルを一杯いただき、引き上げる。