今、高崎の鞘モールの「CAFEあすなろ」でJIA群馬クラブ「まちなか建築展」が開かれている。
かつては「あすなろ」という喫茶店だったが閉店後高崎市が買い取り、高崎経済大学の学生がCAFEを運営しているとのこと。

この建物の原型はかつての上司である岩崎明さんが設計を手掛けたものと聞いている。元のオーナーである「崔華國」さんは詩人でもあり、音楽にも通じ、若い音楽家を応援していたとのこと。改装前の面影はあまりないが少し懐かしい空間だ。

古い建物を再利用している場所にもちなみ今日の講演会はJIA再生部会の柳沢伸也部会長、大橋智子副部会長が歴史ある建物の再生、再利用、活用の手法についてそれぞれ講演された。凍結保存ではなく活用保存。「リビング ヘリテージ」というのだそうだが確実にその方向に社会が動き始め仕事の領域がまた一つ広がっていくようだ。(3/12再編集)