
冬至を迎えた。明日からは昼間の時間が増える半年が始まる。
建築の世界では日影規制の基準となる日でもある。建築形態を決める上での障害になることもある。
もっとも影響を受ける近隣の方々にしては迷惑な話しだ。
省エネルギー対策が優先課題となった現代の建築。魔法瓶のような室内環境だけが解決策ではなく、太陽と上手に付き合うことが本当は一番大切なことだ。
夏は日差しをさえぎり、冬は陽射しを取り入れる。このことが自然と建築の形態を支配する。
当たり前のことが通じないのがこの世の常でまったく無防備な住宅が作り続けられていく。
と、冬至になると考えさせられてしまうのだ。
街の木々はもう新しい芽を膨らませ始めている。寒さはこれからが本番、しかし昼間の時間が長くなる季節。新しい時間を作り出していこう。
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