
かつては祝日には国旗を掲げる習慣があったがいつの間にか廃れてしまった。
今日、天候誕生日であることをどれだけの人が意識していることだろう。
国家元首(事実上の)がこれだけ長く一族によって継承されている国は世界中捜しても無い。
神話の時代はともかく、常に政治の中枢にあった。
どんな権力者もその後ろ盾なくして政権をとることができなかったようだ。
その影響力を持つ現天皇陛下の誕生日にあたっての「お言葉」は実に庶民について暖かい眼差しを感じるものだった。

明治天皇にちなんだ神宮外苑の新国立競技場の方向が出たようだ。
近視眼的に捕らえれば決して歓迎できるものではない。
そもそも、競技場は作ってもスタンドは不要。ナチスドイツのベルリンオリンピックでもあるまいし、政治プロパガンダに使うには時代錯誤。
福島第一原発が絶望的な状況下にお祭り騒ぎもあったものではない。
木材は再生可能な建材である。しかし50年近い年月が循環周期だ。
この工事のために木材の乱伐や買占め、その結果の木材価格高騰。地場住宅産業への打撃が懸念される。
木材は植物、繊細な材料だ。腐朽による修繕経費は単に塗料にとどまらず仮設資材まで考えると後年度負担は莫大なものになるであろう。
設計者は自身が設計した温泉旅館や美術館の有様を解決できるのだろうか。
まあ優秀な人たちが拙速ながら知恵を絞った結果である。心配が危惧であって欲しい。

その祭日につき、朝しばらくぶりに利根川サイクリングロードを大正橋まで往復する。実に久しぶり。
忘年会続きですっかりお腹がポッコリ。ジャージにやっとおなかを押し込む。
気温は低いものの微風で走りやすい。河畔の森はすっかり葉が落ち、対岸が良く見える。
少し曇っていて遠くが見えないがこれも冬空。少し汗をかいた。
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