
「裾野は長し赤城山」なのだけど、さすが長すぎて画面に全く入りきらない赤城山。
利根川左岸に暮らす群馬の人の多くはまさに「心の山」であろう。
鈴ヶ岳や鍋割といった寄生火山によって複雑な山並みだが、東京からの帰りにこの山が見えてくるとほっとする。
戦後の水害で荒れた道をキャブオーバーのバスが川の中を走るといった体でたしか一杯清水あたりで引き返していたと思う。
古くから観光地化されたものの、現在は寂れた印象が否めない。
身近な観光地として何度も登っただけに寂しい感じもする。
高校の部活でバンガローに泊まったことがある。幽霊の話が得意な上級生にさんざ脅かされた。
夜ともなると星しか見えないのである。夏でも肌寒いし、霧が出るとほとんど何も見えなくなる。
自然に帰るひとときだった。
赤城ヒルクライムは明るい話題だ。20kmを駆け上がるレースはもう健康に良くない段階だから今年もチームの皆を声援することにしよう。
東武鉄道の大間々駅は「赤城駅」だ。
かつては利平茶屋からケーブルカーが覚満淵まで掛かっており東京方面からの入口に一つだったが自動車の普及等でいつのまにか無くなってしまった。
小さいころからよく遊んだ山が今日は雪を頂いた地蔵岳の頂上までくっきり見えた。
さすが冬である。
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