
ちょっと「きさく」によって新年初めてのおでんを熱燗と一緒にいただく。常連とミツバチの話などして帰り道、八間道路と国道50号線の五差路に差し掛かったら駅前のケヤキ並木がライトアップされていた。
透き通った冬空に豆電球がきらきらと光って、美しいと思った。
しかしどうしても計画停電の闇夜を思い出してしまう。
人通りの途切れた駅前通りに照明だけがともる風景。一方原宿表参道の人だかりの中の照明も基本的には貴重な電力を使って行われていることに代わりがない。
確かに夜空に映る様々な街中の構造物は美しい。人類が獲得した贅沢でもあろう。
しかし光源は貴重な化石燃料を費やしていることも覚えておく必要がある。
原子力発電の余剰電力を当てにした揚水式水力発電もふくめ、発電は非常に危うい状況が続いている。
原子力発電がいまだ完成された技術ではないことが3.11の大事故で露呈した。
廃燃料の始末も未だ定まらないままだ。安易に原子力発電の再開や増設は戒めなくてはならない。
ライトアップの美しさと引き換えにした地球環境への負荷。
やはり人類は地球最凶の生物なのか。
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