
今日こそはツーリングと思っていたら頭は痛いし、喉はヒリヒリ、歯もしくしくと最悪の体調。
そこで午前中はごろごろ。
さすがに午後になったら時間がもったいなくなってきたのでカメラをお供に散歩に出かけた。
最近古いレンズで画像を取るのが面白いのでハナミズキで華やいだ景色を撮りながら散歩した。
ファインダーに合焦した像がくっきりと浮かび上がる。EVFなので本当の像ではないが初めてカメラを持った頃の記憶が蘇る。
なんとなく観るのと、注視するのでは目に入る光景も違ったものになる。
絵として見えるよう慎重に構図をきめるまでファインダーを覗きこむ行為。
今更街の移り変わりを発見する。
朽ちていく路地裏木造家屋。そしてその隣の薄っぺらの新築家屋の対比。
かつての前橋の街を思い起こしながら歩いた。
空地のタンポポや線路際の菜の花や諸葛菜。いずれも柔らかい色調でいかにも春らしい。
裸眼でなくファインダーというフィルターを通しての世界は普段見落としていた世界でもある。
咲く花の主役は次々と変わっていく。昨年見た景色がもう終わっていく。広瀬川沿い近くの道を一回り。静かな日曜日であった。
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