
2月16日、本庄早稲田リサーチパーク内で開かれた「ふるさとがえり」本庄映写会を観る。
主催「ふるさとがえり」実行委員会、ひとひととの繋がりを考える方々の働きかけでこのような映画が見られることに感謝。
合併後の恵那市にかかわる消防団員と東京帰りの映画監督の卵、その家族を幼少時代と現代を行き来しながらふるさとをあらためて想う作品。
現代の地域社会のコミュニィティの危うさ、個人の生きざま、等々を問う内容。
明智鉄道の終点、明智駅の光景がこの映画の重要なポイント。また岐阜の里山の風情がこの映画をいっそう格調高いものにしている。
冬枯れの今においては美しい新緑が目に痛い。
村祭りの花火の前に佇む幼い二人、普段は元気の良い子が髪をあげて急に大人びた風情。
知らない人には不思議な「ポンプ操法競技」の練習。
個人の勝手な動作が、危険と隣り合わせの火災現場では時には同僚おも巻き込む。
旧陸軍を思わせる所作も連綿と続いている消防団といわば対極にある映画の世界との対比。
切り口はいくつもある映画。
自分は主人公の行き方を中心に画面を追った。
生きているということの後ろにある様々な思い。
死というものに向き合った時、何をすべきか。何をよりどころにするのか。
まだまだ未経験の世界ではある。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。