今日は業務で臨江閣を訪れる。
古い伝統的な日本建築である。
技術的には江戸時代の建築との建築とさほど変わらないディテールが随所に見られる。
雨戸を90度出隅で回転させる仕掛けなど非常に興味深いものがある一方、柱間隔がすでに現代と同じ1,820mm間隔であったりしてこれは現代に通じる技術の継承。
実は遠くの古建築を見にはるばる遠方に出かけるまでもなく、伝統技術が凝縮された建築である。
建築設計に係わるものはもっと足を運んでも良いのでは。見れば見るほど面白い。
折りしも今雛祭り。
市民から寄付された雛人形がたくさん飾られている。
女子の誕生のお祝いとして家庭に飾られた人形もやがて仕舞われたままになっていることが多い。
やはり緋毛氈の段飾りに納まって晴れやかな表情が良い。
家族の想いと歴史がが再びよみがえってくるのだ。
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