鉄腕アトムは原子力で動くロボット。原子力が科学の成果としてもてはやされた時代のもの。
残念ながら今実用段階の代物でないことが3.11の地震、津波によって、露呈した。

日本の頭脳の中枢にいる学者を持ってしても防災対策さえ立てられないと云う事はどう云う事なのだろう。
想定被害の大きさに政治的判断が働いたと考えるのが適当であろう。

今一番不幸なのは、無知な我々が本来無条件に信じるべき権威と言うものがまったく信用ならんと云う事だ。

以下今日のニュースより引用

原発事故時の防災計画モデル断念 規制委、自治体に混乱も

 原子力規制委員会(田中俊一委員長)が、原発事故時の防災計画の策定を進める自治体に示す予定だった計画のモデルケースの作成を断念したことが25日、分かった。新たに防災計画を作る自治体は全国で100前後とみられ、モデルを参考にする予定の自治体では作業が混乱し、事故対策への備えが遅れる恐れがある。計画作りのもとになる、規制委の原子力災害対策指針の改定作業も遅れており、3月18日の期限に間に合わない自治体が相次ぎそうだ。

 規制委は原発再稼働の条件に、周辺自治体の防災体制が十分整っていることを挙げており、防災計画策定が遅れると、再稼働に影響する可能性もある。

2013/01/25 19:23 【共同通信】