事務所を開業したころ、まだまだ世の中は元気が良く小さな飲食店の仕事が多くあった。
取材、調査とあちこち出没したものだった。
店つくりはもちろん、料理も随分と勉強させていただいた。
もちろん直接的な引用はルール違反だし、自分の仕事にピッタリはまるわけもない。
店つくり、料理それぞれ個性のある、思い入れの感じる店から仕事は異なるとはいえ仕事へのこだわり、向き合い方も今の糧になっているはずだ。
数年たって、ふと再訪することもある。
そのとき、繁盛店もある。
一方居抜きなのであろうか、雰囲気がすっかり変わってしまった店もある。
スタート時の良い意味での緊張感が無くなってしまって、マニュアル通りの作法ばかり見える店もある。
流行に左右されやすい飲食店とはいえ、開業時の意志を貫くことはやはり大変なことなのだ。
ひるがえって自分の仕事、こちらもむずかしい。
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