一月は一緒に暮らした家族の命日が2日ある。
久しぶりの墓参。両親が先にお参りしていたのだが近所の「花園」でスイートピーとラッパ水仙を求め、持参する。
去年の暮れ、近くの香の店によったら妹の同級生だったおかみさんが命日を覚えていてくれ、35回忌にと線香を用意してくれそうになったがうちは神道なので線香を上げる習慣が無いので丁重に辞退する。
20歳の1月15日ということでやはり記憶に残るらしい。まあそうして記憶の中にだけでも生きていたことが残っているのがうれしい。
祖母は気丈な人で香具師であった祖父を定住の仕事に付かせたらしい。最後まで心配を掛けさせたままになってしまったが最期を看取るまでの10ヶ月間、告知せずにいたことが良かったのだとはおもいつつ尊厳を冒していたような後味悪さが残る。
さいわいひどい痛みに苦しまなかったようなのが救いだ。
一年間の無事、特に減量に成功し肥満を脱出したことの報告、および先の見えない不景気の中仕事に恵まれるように見守って欲しい旨を墓前に語りかけた。
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