
鉄道施設の魅力は空間移動の端点として様々な出来事を想像させることである。
また技術体系としてシステムの一部をなしているが意外と成立した時代背景を今に伝えていることである。
東京駅のホームの鉄柱が鋳鉄の柱頭飾りつきの古いものであることはマニアの間では有名なことだが地方の鉄道も駅舎を良く見ると鉄道開通当時のものが意外とある。伊勢崎駅については詳しいことはわからないが高架化に伴い、高崎、前橋、桐生が何の変哲もない駅舎に変わってしまった中、貴重な存在である。
特に注目したいのがホームの上屋の古レールを利用した骨組みには外国製と思われる刻印が見える。
以前信越本線の駅で外国製に混ざって「日本製鉄」と読めるものがあった。
もちろん大東亜戦争以前のものだ。鉄道というシステムの歴史の時間の流れをを感じることが出来る。
今日は定休日なのでひさしぶりに利根川サイクリングロードを川下に向かって走った。途中道に迷いながら島村の渡しまでたどり着く。
いつものの早朝の渋川方面と異なり、広々とした景色が広がり、時刻の遅いこともあり気温も高く、快適に70㎞を走破する。
路面の状態が区間により著しく差があるのが残念だ。
また道路サインがすこぶるわかりにくい。
カラーコードを決めるなり、他の施設と一緒に表示するのを改善するなり一工夫が欲しいところだ。
また県産材を使った標柱は耐久性はどうなのだろう。
県産材の利用の拡大をめざすのは良いのだがひいきの引き倒しにならなければ良いが。
歌舞伎座が2010年に建替になるそうだ。
みずから長唄で歌舞伎座の舞台に立ったとされる「吉田五十八」による戦災復旧の改修建築である。
洋風の生活がますます浸透し、歌舞伎は一部の愛好家の者になってしまうのかもしれないが、東銀座の一角を占める桃山様式とも言われる現歌舞伎座がなくなるのはまた東京の景色が変わるようで寂しさがある。
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