
昨日11月1日、GICC(群馬インテリアコーディネーター協会)の軽井沢見学セミナーに参加する。
今回はドメイヌ・ドウ・ミクニを中心に計画された。
建築は坂倉準三の木造住宅を東京から保存移築されたことで建築雑誌にも紹介されたが料理ももちろん一流の折り紙つきである。
久しぶりにきちんとした洋食をいただく。
スタッフの働きぶりも建築や料理に引けをとらないのが印象的。
コルビジェに建築を学んだはずなのに和瓦と白い外壁は意外だが庇の出し方などさりげなくギミックの垂木を使ったり、やはり和風建築の作家ではないことを物語っている。またテラスに面した掃きだし窓はおおきな縦軸回転窓であり、これもフランス帰りの若い建築家のこだわりと見える。扉の意匠では広葉樹と針葉樹を吹き寄せ風に縦羽目にしたり、細かいところにも気が配られている。
このレストランは別荘分譲地「追分倶楽部」内にあり、一見では所在をなかなか確認しにくい。この敷地は御影用水の温水池に面しており、山間部としては広い川幅いっぱいの水面の水がゆっくり流れるさまは中欧の運河を思い出させるのどかな光景である。
現地の案内をお願いした「平野充」さんのはからいで種々別荘地を案内いただき有意義な一日であった。
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