
今日は絶好の冷し中華日和。
東急池上線、久が原駅近くの「昭和のくらし博物館」を訪ねる。木住研の連続セミナーの講師を引き受けている。以前NHKで放送された番組のテキストが平面計画の話をするのに参考になったのだが、これに昭和のくらし博物館が紹介されていて気になっていたので少し涼しくなったと思って出かけたらこの暑さ、・・住宅地の人気の無い小道を行き返りしたら汗ばんでくる。そこで冷し中華。
三丁目の夕日の模型飛行機が飛ぶところをみただけで涙が出てくるほうなのでとても懐かしい感じの住宅だった。古い映画の記憶で私鉄の駅と住宅地が出てくる、小津作品だったろうか。東京郊外の住宅地の風景にあこがれていた時期が合った。チリリンと引き違いのガラス格子戸をあけるとそこは昭和ワールド。三丁目の夕日やサザエさんの世界が広がる。
住宅金融公庫の融資を受けてわずか18坪の家がすたーとだったとか。東京都の建築技師でもあったご主人が工夫を凝らして建てたとのこと。
昭和26年というから自分とほぼ同じ年。もののまだ不足している時代、つつましく決して受け狙いではないが実直によく考えられた住宅だ。
今、環境問題だ重要課題となリつつある中、すまいの原点を見た気がする。
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