旧暦の11月、現在では12月ごろを示す。街中でアスファルトに埋め尽くされた地面ではなかなかお目にかかれない霜柱。冬らしくなってきた。
一方、梅を始め木の芽ぶきも見られるようになってきた。冬になると春の準備が始まる輪廻転生のような四季の営みが続く。

「めぶく」という言葉には早春の風景と重なるようだが実はもう始まっている。何事もなかったように永遠と繰り返されているのだ。
芽は過去とは関係なく起こるものではないことにも注意を払う必要がある。