今年2023年という区切りもあとひと月。
11月に入って喪中はがきがいくつも舞い込む。だんだん亡くなった方々と自分の歳が近づくのが気になるところ。

師走12月に入ると歳の締めくくりとして年中行事も多い。まずは年賀状の手配。これがいつもぎりぎりになる。
年賀状の起源は平安時代までさかのぼるといわれているが自身では小学生のころから続く。

出す量は減ったり増えたりしているが社会とのかかわりが薄くなるにしたがって出す枚数も減少傾向だ。
一年に一度のご挨拶という相手もいることだし、辰年でもあるから出そうと思う。

今年初めて某建設会社から年賀状はSDGsの趣旨に沿って廃止にするという連絡があった。まあお義理でやり取りするのはやめようという趣旨は分からないでもないが、私用ともなればSDGsとは絡めようもない。

昨年も今年限りで年賀状を出さないという趣旨の最後の年賀状を頂いた。体調が悪く、字が書けない状態ならいざ知らず、賀状のデザインや宛名書きで頭を悩ませるのも老化防止に役立つと思うのでこれからも続けるつもりだ。

大体、「習慣」や「風習」などというものは無視したところで社会規範から外れたところで反社会的とまではいわれないから個人の勝手ではある。
ただそうやって安易な方向に走り、手を動かさなくなればなるほど人間性が劣化するのではと思う。決して国粋主義でも右翼でもないが伝統というものには敬意を表し、意義あることは守っていきたい。