2026-08-04

8月に入ったので年内いっぱいの退職を申し出る。思えば人生二度目の退職。これからは有給休暇。稼ぎから捻出して納めた厚生年金を貫流させるのだから有給ともいえる。一般的には年金生活ともいう。

日々の時間は収入のために使われた時間であった。しかしこの仕事は建築設計という分野において、生活のためだけではない創作活動の喜びを伴うものだ。 その点、代表を降りるということはすでに生活を保障されたとはいえ、建築に関する全責任を負う立場から離れてはもはや建築家とも言い難い。

覚悟はしていたとはいえこれからずっと続く収入を伴わない行動の日々が始まる。 自分なりの納得にはまだ少し時間がかかると思われる。悲愴な覚悟もなく、かといってそう、歓喜するわけでもない、ふわふわした気分を味わっている。

今日は所内の卓話でオットーワーグナーについて少し話をした。彼の作品そのものについてというよりアの作品群ができた時代背景を調べていたら、どんどん横道にそれて調べ事そのものが楽しかったのだ。
もう設計をする機会はないと思われるが少し引いた眼で建築を考え、楽しんでいこうと思う。

所長は「退職したら時間を持て余しますよ」と言われたが自分の趣味の範囲を知っているのですぐ理解してくれた。

実際、写真を中心に山野草や鉄道、ちょっと休んでいるロードバイク、食べ歩きと時間の制約が薄くなったらしたいことが山盛りなのだ。そしてそれらをまとめて記録する備忘録の執筆。ボーっとしてる暇はなさそうだ。

それとおざなりだった母の介護も。

周囲には体調不良、認知力の低下など寂しい話が増えてきた。いずれ受け止めなくてはいけないことながら、しばしそれまではこちらら打って出て時間を楽しみたいと思う。

とりあえず新たな旅立ちが始まった日として今日の記録としておく