沿線では梅が満開となり、山の色も芽吹きの色を含んだ柔らかな表情へと移り始めた。いよいよ早春と呼んでよい季節に差し掛かっている。
今日の機材は TAMRON 28–300mm。ローカル線を撮る際には、最もストレスの少ない焦点域といえる。

ここは過疎地を走るローカル線であり、路線の存続そのものが危ぶまれている。しかし、時間の経過だけが育てる独特の魅力は、他に代え難いものがある。

生活交通としては限界があるにせよ、足尾から日光へ至る観光ルートとして再編できないものだろうか。
例えば、東武浅草から相生まで乗り入れ、そこから DE10 に牽引させて足尾まで登る。足尾からはバスで中禅寺湖へ中継する——そんな旅程であれば、「時間を愉しむ旅」として成立しそうである。