なかなかできない一日旅。気温が下がってきたのでとにかく出かけることにする。。以前から企てていた碓氷バイパス経由の信州への旅。電車に乗ってもまだ定まらない気ままなコースだがまず小諸の街散策としなの鉄道や小海線の撮影そして久しぶりの懐古園を目標とする。
両毛線前橋08:50の列車で出発。信越線横川行きに乗り換え稲狩り最中の田んぼ、妙義山のシルエットをながめているとほどなく横川に到着する。

JRバス関東に乗り換え、屋外展示で痛みの心配な碓氷峠鉄道文化むらの旧車群を横目に碓氷バイパスを登る。バスの座席は乗用車より高いので少し違った景色が広がる。
それにしても同じJRグループのはずなのにスイカが使えない。横川駅に降りた乗客の集団もバスの乗り方が分からず出発の準備ができたのは定刻ぎりぎりになってしまった。それでも休日の渋滞のプリンス通りを通り5分の延着で軽井沢駅に到着した。

軽井沢駅構内の案内表示はわかりにくくてしなの鉄道の乗り場を探すのに国際的観光地なのに一苦労する。しなの鉄道のホームには見慣れない115系電車が入線していた。どうもご当地アニメキャラの特装車の様だ。最近あちこちで見かけるが旧車に似合うかどうか微妙。まあ集客努力は買う。
115系のリバイバル塗装車をめぐって心無い撮り鉄の不法行為が目に余っているようで駅構内でカメラを取り出すのがはばかられる。


小諸駅構内のバルで昼間からワインを頂きたかったのだが早すぎてまだ店が開いていない。とりあえず駅前の繁華街を散策する。「スナック○○」とい行燈看板があちこち目立つものの名前からしてレトロ。新幹線が開通する前は優等列車が頻繁に停車した小諸駅もすっかりさびれてしまったようで改めてストロー効果という言葉を思い出す。
それでも前橋同様若い人たちが新しい店づくりに励んでいるようだ。ちょっと変わった飲物とお焼きの店に寄ったりカレーの店に寄ってみた。
Hello,World Oyaki?
カレー まる志


明らかに時代に取り残された感じの喫茶店もいくつかありそのうちの一つに寄ってみた。
喫茶いけの

坂道を下り懐古園に移動する。

お目当ては藤村記念館(設計:谷口吉郎)と、小山敬三美術館(設計:村野藤吾)。それぞれ昭和を代表する建築家の作品だが、小品ながら巨匠の作品が建ったことで小諸の文化的ポテンシャルの高さを再認識する。
藤村記念館は馬籠と共通の静かな空間、
、
小山敬三美術館は村野藤吾らしい怪しさを漂わせ、それぞれの個性をはっきりとあらわしている。

懐古園は中に入ると石垣が複雑に入り組み深い空堀も含めな堅固な城郭であったことを偲ばせているが紅葉のころはまた一層華やかであろう。


帰路は小海線経由、新幹線利用とした。


「乙女駅」で途中下車し、一列車遅らせてしなの鉄道や小海線の列車を撮影した。六文(回送だが)を取り逃がし残念。それでも今日は3種類の115系の画像を撮ることができた。


さすが新幹線は圧倒的に早い。しかしゆっくり流れる時間もまた良いものだ。さて次はどこに行こうか。
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