唐沢勉さんが8月31日、77歳で逝去。
JIAからの訃報連絡で知る。
9月9日にはJIA関係の同年代のメンバーで食事会をするという連絡を頂いていたばかり。
重い病気を抱えてながら建築設計の仕事に向き合っていたと聞く。
工事途中の現場もあること、建築設計という「属人化」が避けられない業務の難しさを改めて感じる。無念であったと思う。
氏とはそれぞれ開業前からJIAやJVの関係で知ってはいたが本格的な交流は開業後JIA群馬での活動に参加するようになってから深まった。
当時は40歳代、JIAの会合の後など良く酒を飲みながら建築の話をさせていただいた。自信に裏付けられた力強い言葉が印象的だった。
温熱環境については早くから関心を寄せられ、実作でも実践されていた。
温熱環境より空気室環境に興味のあった自分とは相いれない部分もあったが、ドイツに研修に行った際に温熱環境も空気室環境も両立させなくてはならない課題だと自覚し、氏の先進性を強く感じた。
同年代の、しかも同じ職種の仲間の他界というのはずしんと心に刺さるものがある。
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