ホンダ・ロゴがいよいよ退役。今日で仕事納め。22年間走り続けた。距離数こそ90,000kmに届かなかったものの父親から譲られた後も元気ではあったが流石に足回りはグラグラ。緩衝部材を交換すれば未だ乗れないこともなかったが命を預けているのだし、いよいよこれから老人としての生活が待っていることだし、車検を控え退役させることにした。

20歳のときに最初に買ったのがN360。以降スズキフロンテクーペ、ミラージュ、プレリュード、ジェミニ、プリメーラ、サーブ900,サーブ9.3、ヴォルボV60、そしてロゴといろいろな車と過ごしてきた。ロゴとは約2年の付き合い。もっとも父親の車だったから何時のそばにいて、代車として借用し千葉県の現場まで遠出したこともある。小ぶりながらバランスの取れた性能で運転しやすく加速すると排気音に混ざってきれいな甲高いエンジン音が高まり、アクセルを深く踏み込むことを誘われる。

井野川の事務所に通う用になってからは健康を考えもっぱら電車通勤としたがこの新型肺炎騒ぎで通勤列車に乗ることをはばかるようになりほとんどロゴで通うことになった。
まさに新型肺炎騒ぎがなければ市内をウロウロするだけだったら未だ乗り続けることも考えたが安全面も含めいよいよ引き時かと諦めた。

明日は新しい車に交代、最後の走行となる。山への撮影行の際の出来もしないであろう野宿の妄想も手伝い、また足腰の弱ってきた両親の送迎のため運転が億劫にならないようにサイズは小さめながら内容量の大きいミニバンタイプに変える。日本独特の形式らしい。ロゴは父親が68際の時に購入したが自分も68歳。最後に乗る車になるだろう。89歳の誕生日に免許を返納した父親のようにまず長生きしQOLを良い水準で維持し、人生の仕上げの時間を楽しむことにしよう。