鳴り物入りだった「前橋カツカミ」閉店。あっけなかった。JINSの田中さんの故郷への思いも空回りしたようだ。中央志向の強いというよりブランド志向の強い仕掛けはもろいものだ。採算に合わなければあっという間に撤退。これが飲食店業界の常識なのかもしれない。
休日、PCと室内で遊んでいると体に良くないから散歩に街中を抜け細ケ沢町のモグまで歩く。1500歩しか稼げないが車で行くよりまし。桑町のアーケードを抜けとぼとぼ。小田原屋の並びの「だんご屋」が閉まったまま残っている。自分より1年年上の息子がいたはずだが既に他界されていない。コーラの瓶が飾ったまま時間が止まっている。

帰りは国道17号線の歩道を歩く。竪町の広瀬川河畔の厩橋の前にある武蔵屋が目に留まった。ここの麦焦しに餡の入った和菓子を勤め先の所長に買いに行かされたことがある。ご相伴に預かったが香りのよいお菓子だったと記憶がある。こちらも閉まったままである。再利用の話も伝わってくるが今日は静かな閉店状態だった。

午後はまたまた飽きてきたので諏訪町のリバティーまで出かける。途中高年のご夫婦にスズランはどこかと尋ねられる。スズランを知らない!ちょっと興味がわく。そう遠くから来たのではないと返事あり。・・・リバティーの入る城東パーキングはかつて県立図書館や上毛撚糸の工場があったあたりだ。西日が差し込む店内で紅茶をいただき、ほうじ茶を買って帰る。
城東町とは町名変更でつけられた新しい町名。かつてはいくつもの小さい町内が存在していた。高崎はしぶとく町内を存続させている。高崎は関西に似ていて結構頑固に古いものにこだわりながらどんどん発展している。前橋は行政の言うことを真に受けて変化はしてきたが結果はよろしくない。新しい市長が決まった。重任していくとどうしてもよどみができる。山本さんには夜の店で何度かお見かけたことがあるがいつもきれいな飲み方だ。周囲が見えている。おごらずぜひ頑張ってほしい。