一之宮貫前神社へ初詣。上信電鉄に揺られ小さな旅。高崎駅では旧型客車が休んでいる。高崎第一機関区があった時代、SLとともにくたびれた客車が並んでいたものだ。

高崎発は7000形車輌でクロスシート。旅行気分が味わえる。おおよそ見当違いな話し声が観光客から聞こえてきて正月らしい華やぎもありほぼ満席。上州富岡で多くの乗客が降り、上州一ノ宮では意外と降りる乗客は少ない。

駅から坂道を上り、露天の待ち構える石段を登ると今度は下りの階段の前で渋滞。3回ほど規制を待って参拝する。

帰路は700形電車。旧JRの107系である。ロングシートの深紅の表皮が青系の柄物に変りかつての面影は薄い。それでも運転席周りは年期の入った107系そのもの。高崎に向かって帰る人が多いせいだろうか。やや気だるい雰囲気の車内。居眠りも目立つ。正月早々ちょっと旅行した気分にはなった。