穏やかな元旦の朝。前橋八幡宮に初詣の参拝。駅伝の影響で表通りはにぎやか。
一年の計はとか大げさに考えなくともとにかくこれからの日々が穏やかであってと願うばかり。
ますます加齢との戦いが本格化するし、現にインフルエンザなどに捕まってしまうなど健康面には一層要注意といったところ。健康年齢の確保、QOLのより良い状態での維持、しかし家具られた時間をどう使うか、結局忙しそうだ。

JIA住宅部会の次年度部会長を引き受けてしまった。支部組織下とはいえ41代にわたって旧家協会時代から受け継がれてきた伝統の重みを直前となってから改めて感じる。地方にあって形こそ建築設計事務所の体裁を維持してきたが作品はどれも地味なものばかり。中央の生き馬の目を抜くような環境にいないことが良かったのかどうかわからないが足元を見据えて地域社会に根付いてきたと思う。

建築家という職業が生き残るとしたら建築家の職能を守ることに尽きる。図面を書いて監理してと言うだけで自称建築家との間の線を引くことは難しい。単にデザイナーと何が違うか改めて考える時期であろう。自立した立場であることにより果たせる利益相反排除を始めとする責任と大げさにも社会的責任を背負うことを宣言できるかどうかで建築家であるかどうかが決まる。