
1992年4月23日 パリ リヨン駅 ル・トランブルーにて
事務所を開設した当時口ひげを生やし、スーツで仕事をするのが常だった。39歳で開業したものの仕事のあてがあるわけでもない。プレゼンに必要な実績もない。なんとも無鉄砲なことである。自然身構えての行動となる。まずは外観からとこんな容貌だった。

昨今クールビズなるものの延長で社会全般、ノーネクタイというのが一般的になった。ただスーツにノーネクタイというのも逆に抵抗がある。
夏はシャツと綿パンで過ごすことが多くなった。秋である。今日は久しぶりにスーツにネクタイ。スニーカーではなく革靴でかつてのように武装して出勤。スタッフからは訝られる。たまたま雨も上がったのでたまにはとコスプレ気分で着用する。しかし周囲から見てもある種の違和感があるだろうが着ている本人も少し違った気分。もっととんがっていた頃を思い出し懐かしい気分でもある。だんだんスーツも着る機会も少なくなる。社会生活との距離が開くことを意味する。あるうちはせいぜい着用することにしよう。
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