前橋の街の桜はいかにとあちこち廻ったが主役の染井吉野はギリギリ蕾、明日には咲いているかもしれない。今週末が見頃か。お神明様のしだれは咲き出しているが満開までにはもう一息。楽しみだ。田口町の菜の花畑を覗いたがまだチラホラ。諸葛菜は咲き始めた。もうすぐ諸葛菜、菜の花、木蓮、山茱萸、そして桜と主役たちが顔をそろえる。

昨日は終日学生のコンクールでバタバタ。祭りの後の寂しさのようなもの有り。またあっという間に一年が経ってしまうのであろう。
コンクールを通じて設計の仕事の意義、やりがい、改めて感じるものの、学生たちには職業としてのこの仕事の位置づけが出来ていないようだ。
一般的にも就職イコール会社、または組織に属することとの捉え方が強い。4月一斉入社が日本的な習慣であるとも聞く。春、雪解けから始まる農作業を基盤とした社会構造の根は意外としぶとく残っている。自分の一生を組織に託すのか、一匹狼で生きていくのか、このような選択肢もあるのだ。