
「寝落ちでたっぷり睡眠を取った今日、せっせと図面描きました。」というわけでエンジンがかかってきた。
一方、大きな宿題があり頭を悩ませる。5月23日、住宅部会の日に「職能」について話す時間を与えられた。
仕事にかまけて「職能」について深く考える時間もなかった。
建築士は「免許」の名前であり、建築士法に定められた責任を個人で負わなくてはならない。これが「職能人」の特徴である。
責任と相反する権限についてもよく考えたい。権利と義務という言葉に置き換えても良い。
本来、建築士法では設計施工分離の可否について問うてはいない。中世以来の棟梁の伝統がこの国の基本をなしている。
明治以降、西欧化のために導入された概念「建築家」による設計施工分離は官公庁の現在の発注形態にも引き継がれている。
しかし最近になってこれも崩れ始めている。これには建築家側にも責任の一端がありそうだ。
大規模事務所はその姿勢においてゼネコンと大差は見当たらない。
住宅設計の世界ではどうだろう。少数の建築家には手に負えない数の住宅が相変わらず建設されている。
そのなかのごく少数を手がけることの意味を「建築家」という称号にふさわしい位置づけがあるのだろうか。
と、頭の中が整理できない。
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