第11回JIA北関東甲信越学生課題設計コンクール/2017 第20回JIA群馬クラブ学生卒業設計コンクール2017が開かれる。
初回は自分がJIA群馬地域会の代表を務めていた当時、JIA群馬会員作品展と、講演会、そして学生卒業設計コンクールを統合して「建築祭」をやろうと起案した。
さらに北関東3県と甲信越の6つの地域会合同で他校と競う機会の少ない地位域内の学生にコンクールを他地域会とはかり提供することにした。
石川純男さんや伊藤昭博さん、さらに横堀将之さんと群馬が事務局を引き受けて今日に至っている。

コンクールは学生のプレゼンと作品の読み込み、討議とすべて公開で行われていく。
作品は時代の様相、学生の興味によって変わってきた。
やや作品が小ぶりになってきた傾向が続く。
それでも大学卒業コンクールの講評の中で藤村龍至審査委員長が前橋工科大学の作品が首都圏の大学と比較して楽天的な傾向が強いと指摘されていた。
これはこの大学の学生が世の中の動きに疎いという皮肉とも受け止められる。
自分自身も都内の建築家のほうが現状を悲観的に捉えているような気がする。
群馬は時間の流れがゆったりだ。「秘境グンマー」とまではいかないが良いことでも良くないことでもある。
まあ自然体で。

今日のプレゼンでは高校生(新潟工業高等学校)のプレゼンが元気よく、なにか工業高校も変わってきたなと変化を感じる。大学生との決定的な違いが見いだせない。
多分私服では区別がつかない生徒も見受けられた。大人っぽいのだ。

そんな一日は朝から冷たい雨。桜も足踏み。春も足踏み。天候の回復を期待する。