市役所や日本年金機構から通知やら何やら届く。
少なくとも47年にわたって仕事につき、納税をし、また年金を払ってきた立場からすると、なんとも味気ない封筒の中身。

取るだけ取って、いざ払う段になると自分で請求書に切手を貼って送れとのこと。
別に年寄り扱いされたくもないがねぎらいの言葉一つない文面。法律用語の羅列でとんと解読不可能な文章だ。
暗に請求書を送る気勢を削ごうとしているのでは勘ぐりたくもなる。

市役所の介護保険被保険者証も大時代的なぺらぺらな三つ折り。せめて磁気カードにでもならないものか。おしゃれではない。
まあ老人にコストを掛けてもしょうがないか。と、ひがみ根性。

一方こちらはそんなことにお構い無しで仕事のことで頭がいっぱい。
定年など関係ない専門職の道を選んでしまったので気が休まる時はない。

口の悪い所員は緊張しているから体調もよく、気持ちが弛緩したらあっという間ですよと言う。
それもそうだ。まだまだ自分が必要とされる間は仕事に振り回されよう。

今日は事務所の反省会。設計の仕事をさせていただいた大胡町の「旬菜酒房らくだ屋」で飲んだ。
すっかり地元に根づいた感じ。相変わらずパワフルな料理だ。若いスタッフがキビキビ働いている。
所長が気を利かせてくれてバースデーケーキを手配してくれた。ひさしぶりにホールケーキを四分の一ほど平らげる。
その前がこってり油ぽいものばかりだからしばらく減食。まだまだ胃袋は健在。でも労らなくては。