
最近、にわかに「まちつくり」という言葉を聴くようになった。
街の大きさは千差万別である。
歴史もそれぞれ、経済基盤もそれぞれ、一般論でくくるには無理がある。
内部の住民より、外部の目のほうが客観的に判断できるとの意見もある。
しかし外部の意見で動かされるのは時に迷惑なこともある。
再開発コンサルタントなるものの提案もテンプレートに当てはめただけの無意味なことも多かったような気がする。
経済活動が活発化すれば街が潤うという考えもあるがその儲けがだれの懐に納まるかということも良く考えなくてはならない。
中央資本主導で行なわれた場合雇用の多くは非正規となってしまい、むしろ低収入を強要されることにもなりかねない。
中央による収奪である。
大規模店舗進出の際、身を挺してがんばった先輩がいた。
その大規模店舗も今では駅前で空家同然である。
まわりの商店の商圏を奪いながらさっさと撤退する構図はあちこちで見てきた。
住みやすい町とは住人が自活できている街だと思う。
大企業や補助金によって生かされていることではなしに地域循環型の社会が作られることを期待したい。
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