毎月3日は「弁天ワッセ」。弁天通にある「大蓮寺」の縁日に当たる3日に開かれる弁天通の催事。
今風に土日などにすりあわせをしないからなかなか出かける機会が無かった。
今日はたまたま「文化の日」。午前中に坂を下る。

弁天通はかつては赤城南麓の村々から前橋の町に入る北の玄関口だった。日用品をあつかう店が軒を連ねたものだが残念ながら後継者なくシャッターを閉めている店も目立つようになった。
一方、市の補助などで空き店舗を若い人たちが新しい店を開けるケースも出てきて中心商店街のなかでも活気が見られるようになってきた。

今日はクライアントのTさん、facebookのSさん、Fさん、旧知のグラフィックデザイナーのYさん、不動産会社の社長のNさん、高校の先輩のNさん、等々、大勢の知人に行き会う。「ヤギカフェ」の露店で「諸願成就バーガー」を購入。とにかく沢山の人出。

お祭り騒ぎはどちらかというと苦手だが、かつての賑わいを思い出し、少しうきうきした。
大型商業施設とは対極の楽しさがある。地元の店も、集まってきた人たちも自然発生の動き。こんな動きが広がると中心商店街もまた賑わいが戻るのでは。

帰り道「Shu-mae 展 棲むカタチを考える」をのぞく。
若い人たちの想像力、弁天ワッセの生々しい空気との違い。彼らの生活観とは・・・。
建築を考える上でこれからの自らの人生観に重ね考えていることだろう。どんな道を歩こうとしているのだろうか。