風は昨日ほど強くないが底冷えするなか、風花の舞う沼田市内に設計の打ち合わせのため向かった。
打ち合わせの後、久しぶりに沼田市役所に寄る。

沼田市役所は設計事務所勤務時代に担当として長い間通った。
近々老朽化のため移転が決まるなど一目でわかるほど痛みが目に付く。川田小学校をはじめ東中学校まで多くの学校の設計に関係した。
猛吹雪の中、工事監理に通った現場。寒冷地の厳しさを体感した。


1階ロビーの床は最近ではあまり見かけなくなったクリンカータイル。
凹凸のある表面は冬場雪でぬれた履物が滑らないように配慮されたものかもしれないが懐かしい。

戦災に遇わず飛騨高山のような商家も多くあったが最近はめっきり少なくなってしまった。
それでもちょっと横道に入ると懐かしい民家が残っている。
利根地方の中心であった沼田の飲食店街はにぎやかだったらしい。面影が残る街に雪があるうちに訪ねてみたい。