
中学2年からの長い付き合いだった金子進一が逝く。
昨年11月のクラス会では印刷物などはりきって準備してくれたのに。
同級生としては中学校時代2年間だったが、絵やオーディオ等共通の興味によりお互いの家を御と連れる間柄だった。
絵画のセンスに優れ、温かみのある特徴のあるイラストが残っている。
デザインに興味のあったことから前工の建築科を志望したが固い職業を選ぶよう母親の説得もあり電気科に進学。
しかしその直後母親が急逝。
父親の再婚によってまた人生が変えられていく。
それでもひとりで悩みながら、前向きに進んでいった。卒業後飲食店の世界に入り、家庭を持ち、また喫茶店を開業し、落ち着いたかと思った矢先、肺結核で長期療養を余儀なくされる。
当時宗教活動にも没頭していたのが体に堪えたのではと思っている。
退院後も何回か大きな手術を受けたとは聞いていたが、現在の仕事について60歳も過ぎ、ようやく安堵しているものとばかり思っていた。
温厚な性格で、駄洒落も大好き、好きな水彩を楽しみ、ときには周囲の人に絵を通じてふれあい、穏やかな生活であったらしい。
中学の同級生が6人もすでに亡くなるというのは一体どういうことか。
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