一年にわたって携わっていた長野県飯山市内の住宅の業務が終わる。
遠隔地、それも積雪寒冷地という経験の浅い分野の仕事であったが、さいわい地元の「株式会社大洋」の行き届いた現場運営のおかげもあり、無事引き渡しとなった。
この件の画像を整理していると様々な出来事が思い出された。最初に現地を訪れた昨年の二月は大雪の直後ということで、この環境が尋常ではないことを思い知らされた。

一方この調査にかこつけて廃線となった長野電鉄屋代線に乗ることが出来た。
地方私鉄はどこも経営困難であるらしいが、鉄道が出来た時代は地域からの期待を一身に集めていたに違いない。鉄道インフラの歴史的重みを感じた。
五月の連休はロードバイクで飯山まで遠征した。日本海を目指したが車両トラブルで断念、今年の楽しみに取ってある。
夏空、秋の晴天、紅葉、移り行く四季も楽しんだ。
飯山の名物に「富倉そば」という山ごぼうの繊維をつなぎに使った珍しいソバがある。これにも親しんだ。笹寿しもうまい。

そんなわけで仕事以外にも楽しい現場であった。