今晩の「ひさやサロン」は弘仁9年(西暦818年)の地震についてのセミナーだった。
群馬県赤城山南麓の遺跡発掘にともなう断層調査と古文書との緻密な照合の手法は大変わくわくさせられる話であった。
群馬県は天災の少ない地域と思い込んでいた。
しかし浅間の天明3年の大噴火、昭和22年のカスリン台風、また昭和6年の西埼玉地震等天災に見舞われていることを思い返す必要がありそうだ。

研究者の発言は政治利用される危険性がいつもある。
地震もおこるかもしれないといったことを風評被害と結びつけられたら声が小さくなってしまう。
原発もそうだが正しく怖がる知恵が現在一般市民にも求められている。

備忘録の備忘録
講演の要旨
群馬県の地震の履歴、弘仁9年の地震についての情報
遺跡発掘調査の地層の構成から、水害、地割れ、噴砂が同時に起きた現象が弘仁9年の地震によるものと古文書を照合し、推定した。
地震等、人間の力の及ばない力の存在を理解し、物心両面の準備を怠らないこと。