
今日は書庫の整理をアルバイトの学生とともに行う。
自宅の倉庫を共用で使っているものだから整理がつかなくなってしまった。今回は事務所の保存書類と私物を区別するのが大きな目的だ。
40年近く前の大阪万博の特集号である「新建築」や鹿島出版会に出向いて特別に譲っていただいた「都市住宅」の付録の軽井沢吉村邸のイラストなど思い出深いものが出てきた。
建築に関わった時間をさかのぼることが出来た。
いずれ不要になるであろう書籍はそろそろ必要としている人の手に渡ったほうが良いのかもしれない。
ずっと以前に書いたパースの原稿もいくつか出てきた。
その中でも特別なものが「コーヒーハウスアップル」だ。
20歳ころ町内の看板屋さんにたのまれアルバイトで書いた喫茶店のパースだ。
敷島公園の奥に有った。現在では考えられないような辺鄙なところで風紀も芳しくない場所であった。
この店が出来たころから急速に明るい街並みになっていったと思う。
オーナーの佐藤さんとは直接の仕事ではなかったがオーナーの義弟を知っていて当時3店舗あった店のイラストを描いてほしいというところから佐藤さんとの付き合いが始まった。
「スコッチハウスアップル」は自宅のすぐ近くである毎晩のように出かけることが続いた。
佐藤さんが60歳で引退するという時にはずいぶん反発もしたものだが、気が付いたら自分がその年になってしまった。
佐藤さんは70歳で現役復帰し、「THEBAR林檎亭」で元気に店に出ておられる。
引き際の決め方は大変難しいことである。自分の引き際とは・・・
ドカ
Unknown
自分もかつて青春の日々を送った懐かしき場所です^^。佐藤さん復帰後は一度お邪魔しただけですが、お陰さまでまた行きたくなりました。
masao
アメリカングラフィティー
明るい日差しの差し込む店内、アメリカングラフィティーが流れるBGM、楽しい仲間たち、ペーパードリップのコーヒー。・・・でした!