上棟・・
建築の骨格が組み上がること。
施工者の作業場で加工され準備された木材がいよいよ現場で基礎の上に立ち上がる。

ちなみに「基礎」と「土台」の区別がつかない人が多い。
地震の専門家が津波の説明で「土台」だけ残して流されたとTVでしゃべっていたが、防災について語るのであれば建築用語も少しは覚えてほしいもの。
建築では水平に架かる材料を「台」と評することがある。地面に近く「土台」というのだろう。
「野」というと仕上げられていない材料。「野地板」「野縁」「野柱」さて何でしょう。

短い時間で一気に建物の形が現れる興奮する日。何回経験してもわくわくするものだ。
模型やCGで三次元でずいぶんチェックはしていてもやはり実物が出来るまでは心配なものだ。

もちろん「小径の家」は期待通りの出来だ。建築主もつきっきりで見守っている。
これからの仕上げが楽しみだ。