昨日は「アルヴァー・アアルトの住居観と住空間」の講演を聞きに外苑前のJIAに上京する。講師は水島信さん。
アアルトの住宅をその生涯において手がけたものを網羅した研究発表だった。
別々に発表されているアアルトの作品を年代別の変遷を追いかけながらその関係を解き明かす貴重な講演であった。

アアルトはいつも意識の中にある建築家だ、事務所にもスツールやフラワーベースなどの小物を手元に置いている。

北欧、しかもフィンランドという地域を中心に残された作品はどれも温かみの点で同時期の中欧の建築家と異なる。やはり森の国の人なのだろう。
残念ながらまだ実作を見学したことがない。
何度か旅行を企てたが現役の身としてはなかなか時間が自由にならないがフィンランドを訪れてみたいと久しぶりに興奮した。