JIA住宅部会の定時総会に出席する。
席上、古参の林会員から「建築家」という職業は無く、生き方をいうのだという発言があった。そもそも建築家という言葉自体、偶然にできたものだろうし、法律上にも存在しない。ものをうみだすためにやせ我慢する生き方が「建築家」なのか。
芸術家「くまさん」かな
そうなると日本建築家協会というのも不思議な名称ということになる。
家とはおおむね尊敬の念をこめてつけられるものであるからみずからつけるのも変ではある。
日本建築士会と称しながら建築士法成立によってお株をうばわれ改名を余儀なくされてこの名称になったようだ。
一部の有産階級や大手企業を顧客としていた時代からほぼ一般市民までを対象とするようになり、自分のようなものまでその立場に立つようになった時代、「建築家」にかわる適当な語彙は無いものか。中央官庁であれば怪しげな英語もどきでおちゃをにごすのだろうが、建築文化を云々する立場ではそうもいかない。
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