
今日は秋晴れ、鍋割の頂上まではっきり見える。赤城の山々もようやく色づく。
現場にある柿の木もすっかり葉が落ち、柿の実が青空に映えている。
秋の深まりを実感する。もっとも立冬を過ぎてはいるのだが。
市役所の中間検査を一軒受ける。もちろん無事合格する。区画整理の影響で着工が一年遅れた現場だ。その間、建築確認申請の規則が変わってこの世界右往左往しているところだ。
先週検査をしたら2時間かかった。見所はたくさんある。
現代の木構造は構造計算で断面形状や緊結金物を決定するから、大工さん任せには出来ないのだ。感覚的にはほぼ鉄骨造と同等である。むしろ木材の均一でない材質のため計算通りにならない場合もあるから加工前の打合せ、建て方前の事前検討、建て方後の確認とたいへん神経を使う。
しかしこれだけの手間を掛けても所詮壁の中に隠れてしまうから細かくチェックしても自己満足かなとふと考えさせられることもある。
しかしハウスメーカーの対極を行こうとしているのだからこれも当然のことと割り切るしかない。
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