
新しいカメラの試写のため東京をうろうろ。久しぶりに日暮里を訪れる。
19年ぶりか。朝倉彫塑館を訪れる。谷中の墓地と背中合わせ。
附近は江戸の面影を残す。谷中、根津、千駄木のお気に入りの地域。
まだ東京ミッドタウンには足を踏み入れてないが、こちらのほうが人間味があってよろしい。競馬新聞と墓参の花を一緒に売っている親父とか、訪ねるお寺さんが見つからないおばあちゃんとも話をした。空襲でほぼ明治期の町屋を失った前橋の面影を探る。京町屋の洗練された雰囲気には及ばない分、親近感が沸く。
今朝は早起きして知事選の投票。
保守という言葉がいつから誇れる言葉になったのだろう。保守のことをメンテナンスということがあるがこの場合は保全のほうが似合うかもしれない。自民党公認の知事が誕生した。自民党幹部のNさんは「保守の底力を示した」と発表した。
保守は頑迷とも古臭いとも、後ろ向きとも言われてきて格好が悪かった。
一方革新の響のほうがなにか新しく、希望があったものだ。
Aさんの祖父のKさんはかつて「革新官僚」呼ばれ満州国で権勢を振るった。
結果が・・・
どちらもこまったもので
今度の選挙区は自民党の後ろ盾で知事になった現職と、云うことを聞かない現職に愛想を付かした自民党、およびなぜか自民党を飛び出し勝手に選挙戦を始めた若手元県議と結局自民党系の仲間割れ選挙だった。
その意味で何を持って保守王国なのか。
談合して保守系一本化で共産党と勝負して大勝するパターンが良いとはいえない。
しかし結局政治理念において大差がない中妙な対立の構図になったものだ。
時代は保守なんていっていられない。
自己革新あるのみ。窮屈になる環境に対抗して変わらねば。大喧嘩を吹っかけられていることだし。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。