久しぶりに同友会の二次会に参加。旧知の人たちと近況報告で話が弾む。
食通というか食道楽の大先輩が和菓子にはまっているらしい。新妻屋高野の芋羊羹を絶賛していた。自分の好みの店もほとんど出没しているらしい。「そば匠わたなべ」「天広」「アズーロ」等々、またまぼろしの饅頭「田村園」とは別懇の間柄とのこと。食いしん坊には上には上が。
締めに手締めとなったのだが狭い店内とのこと座布団の周りに立つ場所がない。住吉町の須田さんに言われた「足は座布団の下」を思い出し、座布団の下に足を入れる。
ふと周りを見渡すと足を座布団の下に入れていたのは食通の大先輩だけ。
やはりこの業界人は古い座敷芸を心得ていらっしゃる。
敷居や畳の縁を踏むななどと建築を拝見する時によく注意されること。
マナーというのは相手を思いやってのことという。たしかに座布団のうえにたつのは格好の良いものとはいえない。座布団の芯がいたんでしまうかもしれないのだから相手には失礼だろう。こんな些細なことに日本の文化の繊細を感じる。
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