コロナ禍の影響から脱することができない今年の前橋まつり。規模時間縮小もやむなしといったところ。本町二丁目は就学児の減少からもはや山車の出番もなく、祭り囃子の練習の音色も絶ええてしまった。神輿も若い担ぎてもなく、町内の金融機関等の若い社員に頼っていたがこれもコロナ禍の影響で難しくなり、今年も出番はない。同じ市内とは言え職場が離れていたので自分が神輿を担いだのはほんの数年だった。神輿も本来の神社行事というより神輿を担ぐことを楽しみにしているグループに主力が移っていくような感がある。女の子が神様の乗り物の神輿に乗る様も見られるようになり、神様も若い女の子と楽しくやっているのかなとも思う時代の変化だ。とはいえこんな機会にと多くの家族連れが繰り出し久しぶりに賑やかな祭礼となった。
山車、神輿と並んで小学生等の鼓笛隊(もはやマーチングバンド)の音が聞こえてきた。小学校5年頃に始まったと記憶している。当時は金管楽器を揃えるという時代ではなく、プラスチックのスペリオパイプという縦笛の教材が中心で、白い上下の体操着姿だった。この点は日本も豊かになったように思うが肝心の子どもたちの減少に歯止めがかからないことは決して日本が豊かになったとは思えない現実でもある。
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