今朝玄関の扉を開けたらかすかに金木犀の香りが。いよいよ秋だ。どこで咲いているかとっさにわからないものの、特有の香りはまた別の思い出を呼び起こす。
小学校二年の遠足は不注意から右腕を骨折していたため母親が付き添った。目的地は桐生が岡公園、上電に乗っての遠足だった。西桐生駅を降りて公園に向かう坂道は金木犀の香りに満たされていた。岡の上から西桐生の駅に出入りする電車が見え、ジオラマのようだったのが妙に記憶に残っている。先ほどアルバムを確認したら懐かしい顔ぶれが。数度の遠足の中でもこの金木犀の香りとともに一番記憶に残っている遠足だ。
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